普段から使いづらく弱くなりやすいヒップの筋肉。
またデスクワークによる長時間の座りっぱなしや、姿勢の崩れによる骨盤の傾きなどでもシルエットや見え方は変わってきます。
意識的に正しく効果的に動かして理想のヒップを目指しましょう。
座りっぱなしで普段から動かせていないと筋肉が硬くなっています。
まずはしっかりと伸ばしましょう。
前の脚は90度程度に曲げて、もう片方の脚は後ろに引いて伸ばした状態で床に座ります。
前足に上半身をかぶせるようにして前屈をしてヒップのストレッチを行います。
側臥位になり両脚が身体より少し前に出るよう、股関節と膝を45度に曲げます。
重ねている足先は付けたまま、上の脚の膝を開いて閉じてを繰り返します。
上半身が一緒に開かないように注意しましょう。
仰臥位になり両膝を90度に曲げます。
足の裏で床を押しながら、ヒップを引き上げます。
膝・腰・肩が一直線になるまでしっかりと引き上げて、上げ下げを繰り返し行います。
側臥位になり下の手は腕枕で頭を支え、上の手は床につけます。
下の脚は軽く曲げて、上の脚はしっかり一直線に伸ばし、上げ下げを繰り返します。
つま先は正面に向けたまま、上半身も開かないように注意しましょう。
お尻を引いて背中が丸まらないようにポジションを取り、バーベルを握ります。
足の裏で床を押して、バーベルを引き上げながら立ち上がります。
コントロールしながらバーベルを引き下げスタートポジションに戻ります。
しっかりとヒップを意識しながら動作を繰り返し行います。
片足で行うスクワットです。片脚(後ろ脚)をベンチ台やイスに乗せて、前脚でスクワット動作を繰り返します。
股関節主導で股関節を引きながら上半身を少しかぶせて膝を曲げこんでいきます。
膝だけの動きにならないように、膝がつま先よりも前に出ないように注意して行いましょう。
冒頭でもお伝えした通り、普段から使いづらいのがヒップを含めた身体の後ろ側の筋肉たちです。使いづらく、動かす機会が少なければどんどん筋力は衰えてしまいます。
筋力の低下によって、重力に抗うことができなくなり、垂れてしまったり形が崩れてしまいます。
デスクワークなどで長い時間イスに座っていると、常に圧が掛かりヒップの筋肉は使われない状態で押し潰されて形が崩れてしまいます。
長時間の座りっぱなしを含め、悪い姿勢により骨盤や背骨が本来の配列(アライメント)から崩れてしまい、見え方や形の悪さの原因となります。
ヒップの筋力をしっかりと鍛えることで、ヒップラインが上がり引き締まったメリハリのあるヒップを手に入れることが出来ます。
筋力がついて柔軟性も高まることで、アライメントが整い本来の姿勢を取り戻すことが出来ます。姿勢が改善することで、見た目やシルエットも大きく変わってきます。
ヒップの筋肉は歩く上でも大きな役割を果たしています。
筋肉が鍛えられ正しく使えるようになることで、歩き方が変わったり、楽に歩けるようになったりします。